LIFULL HOME'S のビッグデータで実現する「次世代の不動産DX」

私たちが運営している日本最大級のデータマーケットプレイス「JDEX®」には、ビジネスや研究に役立つ様々なデータが出品されています。今回はその中から、特におすすめのデータとして、株式会社LIFULL「LIFULL HOME'S不動産データ」をご紹介します。
このデータは、LIFULL HOME'Sのサービス開始以来、15年以上にわたって蓄積された全国の不動産情報を網羅的に収録したもの。物件情報だけでなく、価格推移や地域特性まで含む豊富なデータ項目で、不動産業界のDXを強力に支援します。
・不動産データを活用した新規サービス開発に取り組みたい企業
・AI・機械学習による不動産価格予測に取り組む研究者
・不動産業界の課題をデータで解決したい事業者
・地域の不動産動向を分析したい自治体・公共機関
株式会社LIFULLについて
株式会社LIFULLは日本最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」の運営を中心として、引っ越しをしたいユーザーや不動産を所有するオーナーに寄り添う様々なサービスを展開しています。
世界中のあらゆる「LIFE」を「FULL」にすることを目標に掲げる同社の取組みは不動産・住まいの分野を飛び越え、「老後の不安をゼロにする」をビジョンとして日本最大級の介護施設情報を掲載する「LIFULL 介護」等のライフスタイル領域等にも積極的に取り組んでいます。
登録物件数約2,900万戸以上! 日本中の不動産データここにあり
「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」は2009年からの全国の不動産データを所持しており、物件登録数は全国で合計約270万棟、2,900万戸以上(2025年1月時点)と文字通りのビッグデータです。
今回出品いただいたサンプルデータは「LIFULL HOME’S」掲載情報、物件情報(棟情報、住戸情報)をデータ項目毎に抽出したもの。サンプルデータの要旨にはこんなことが書いてあります。
・建物名
・物件種別(戸建て、アパート、マンションなど)
・所在地、物件構造、築年数、土地面積などの建物情報
・最寄り駅、最寄り駅までの距離
・住戸の専有面積、間取り
・修繕、リフォームの時期
・賃料、価格
・インターネット、電気、ガスなどのインフラ設備情報
・周辺環境(学校、病院、スーパー、コンビニなどの施設までの距離)
・掲載開始日、掲載終了日
など
これだけを見るとシンプルなデータなのではないかと思われるかもしれませんが、サンプルデータを見てみると、その項目数なんと215項目。JDEX運営も思わずびっくりしました。活用しがいのありそうなデータがズラリ!
全部の項目を確認してみたくありませんか? サンプルのダウンロードはデータマーケットプレイス「JDEX」からどうぞ。株式会社LIFULLは事業内容やリクエストに応じた提供データの抽出・加工に応じています。オーダーメイドのデータを使って、不動産テックをはじめてみませんか?
ユースケース:「おとり物件」問題をデータ利活用で撲滅!
「LIFULL HOME’S」のトップページを見ると「総掲載物件数:5,932,214件」と書いてあります(2025年2月5日現在)。この膨大な物件数は、不動産会社から長年データを収集し、掲載を続けてきた成果の現れと言えます。
不動産広告の世界では長年「おとり物件」が問題となっています。不動産ポータルサイトで「いい物件を見つけた」と思って不動産会社に連絡をしてみたら「成約済みです」と言われ、そのまま他の物件を紹介されそうになる……そういったご経験、ありませんか?
「おとり物件」問題とは、成約済みであったりそもそも存在しなかったりという理由で実際には賃貸や売買ができない物件のデータが、ポータルサイトや広告に掲載され続けてしまう問題を指します。客寄せのために故意に行われる悪質なケースもありますが、株式会社LIFULLによれば「おとり物件は不注意から生まれるケースも多い」のだとか。
株式会社LIFULLはこの「おとり物件」問題を解決して不動産を探すユーザーが安全・安心に取引が出来るよう、様々な取組みを行っています。ひとつは「管理会社から直接物件の募集情報を取得する仕組みづくり」です。多くの管理会社の協力を得て、仲介会社を飛び越えて情報を直接取得することで、よりリアルタイムに近い情報の更新が可能となりました。しかしすべての「おとり物件」を感知することはやはり難しいようです。

そこでデータの活用です。株式会社LIFULLは、複数の仲介会社の物件掲載情報を比較して掲載情報の消し忘れを検知し、自動で掲載を終了するシステムを構築し、約97%の精度で消し忘れを抽出(※2023年度実績による)。月あたり約7万物件(※2023年度実績による)の掲載終了実績があるそうです。
また株式会社LIFULLは、膨大なデータをもとにAIの学習モデルを構築し「実在しない架空物件の広告」や「1社しか掲載していない物件の広告」を検知するシステムづくりを進めています。こちらはまだ実証段階とのことですが、実現すれば「おとり物件」を効率よく排除でき、「消し忘れ」による物件広告も減少するため、不動産ポータルサイト等で、物件を探すユーザーのみなさまが安全に取引できる社会が到来するでしょう。

また株式会社LIFULLのデータを活用した取組みは、「金融機関」「決済関連会社」「不動産テック企業」「自治体」「損害保険」「大学・研究機構」等との協業でも知られています。活用事例が株式会社LIFULLのホームページで公開されていますので、是非ご覧ください!
おわりに
株式会社LIFULLが、誰しも生きる上でなくてはならない「住まい」に関するビッグデータを提供してくださっていること、お分かりいただけましたでしょうか。不動産の分野は国主導で不動産IDのモデル事例の構築が進むなど、データ利活用が盛んに行われています。自社のデータやサービスと不動産データを活用したビジネスに挑戦しませんか?
現在データマーケットプレイス「JDEX」では、このデータの価値を多くの皆様に体験いただけるよう、以下の無料サンプルを提供しています。ぜひこの機会に、LIFULLが提供する不動産データの価値をご体験ください。
https://www.jdex.jp/members/products/data-offerings/0c89ddd1a69f49b4a939c25986fdcf53/view
また、「このデータに興味はあるけれど、購入して本当に使えるのか不安」「うちにもこんなデータがあるけれど、活用できるかな?」などお考えの方は、ぜひお気軽にJDEX運営チームまでお問い合わせください。お客様の状況を丁寧にお伺いした上で、組織のビジョンや課題に即した理想的なデータ利活用のかたちをご提案させていただきます。