「データの要旨」を登録する

このページでは、「データの要旨」機能について紹介した上で、登録方法を解説します。

「データの要旨」とは?

「データの要旨」とは、一言で表すと「データの紹介文」です。

保有するデータの概要を「データの要旨」として登録しておくと、興味を持った会員から問い合わせを受け付けられるようになります。

「データの要旨」の登録は、出品よりも手軽です。出品に時間がかかりそうな場合、まずは「データの要旨」を登録してみるのもおすすめです。

「データの要旨」のメリット

「データの要旨」の登録には多くのメリットがあります。

事前準備なしで取引につなげられる

データの出品には通常、メタデータ付与などの事前準備が必要となり、手間やコストがかかります。しかし「データの要旨」でデータの概要を登録しておけば、事前準備なしにデータに関する問い合わせを受け付けることが可能です。

データの出品作業を効率化できる

多彩なデータを保有している場合は、それぞれのデータについて「データの要旨」を登録しておくと、問い合わせ(見込み客)の多いデータ・少ないデータの違いが見えてきます。ニーズの高いデータのみに絞って出品を進めることで、事前準備の負担が軽減され、効率的にデータ取引を実現できます。

マーケティングに役立つ

「データの要旨」を利用すれば、さまざまな業種の会員に向けてデータの情報を発信でき、その反応を見ることができます。顧客の需要探索など、マーケティング目的で利用する場合にも便利な機能です。

「データの要旨」の登録方法

  1. ヘッダーの[公開]メニューをクリックします。
  2. 左サイドバーの[データの要旨]をクリックします。
  3. 画面右上の[データの要旨を追加する]ボタンをクリックします。
  4. 「新しいデータの要旨」の画面で必要事項を入力し、[保存する]をクリックします。この段階でJDEXでデータが公開され、すべての会員から検索可能となります。

わかりやすい「データの要旨」の書き方

「データの要旨」の各入力事項について説明します。問い合わせや取引につながる、わかりやすい書き方のポイントも解説しています。ぜひ参考にしてください。

1.タイトル(必須)

紹介するデータのタイトルを150文字内で設定します。ひと目でデータの内容や特徴が伝わるような、簡潔かつ具体的なタイトルがベストです。

2.データの詳細な説明(必須)  

データの詳細を3000文字以内で説明します。

下記の要素を記載すると、データの特徴をわかりやすく説明でき、興味を抱いてもらいやすいでしょう。

(1)何についてのデータか
(2)どのように役立つか
(3)収録データの特長や例
(4)データの形式

次の例文も、ぜひ参考にしてください。

(例)Our World in Data「Coronavirus Pandemic (COVID-19)」の説明

 全世界を対象とした、新型コロナウイルス感染症に関するデータセットです。感染状況・検査状況・ワクチン接種状況・政府の対応といった基本的なデータが網羅されています。(何についてのデータか)

 各国の感染状況や対策状況をさまざまな角度から比較分析でき、政策の立案や改善などに役立ちます。(どのように役立つか)

 出典には、国や国際機関などの公的データやジョン・ホプキンス大学のリポジトリなど、信頼度の高いものだけが用いられています。過剰死亡率や人口あたりの検査数、ブースター接種の数など、実態の正確な把握に役立つデータが多く含まれます。毎日更新されるデータが多く、情報鮮度が高いのも特徴です。(収録データの特長や例)

 データは、構造化されたCSV・XLSX・JSONファイルとして無料でダウンロードできます。またCC BY 4.0ライセンスのオープンデータであり、引用を表記することで複製・共有・改変が可能です。(データの形式)

3.収集地域(必須)

データをどの国で収集したかを設定します。

4.業種

データをどの業種で収集したかを任意で設定できます。通常は自社の業種を選択します。[さらに表示]をクリックすると、表示されている業種以外も選択可能となります。

5.データの種類

どのような分野のデータかを任意で設定できます。[さらに表示]をクリックすると、表示されている分野以外も選択可能となります。

6.提案するデータの特性を説明する(必須)

個人に関するデータかどうかを定義します。プルダウンメニューで「個人データを元に匿名化したデータ」もしくは「個人データなし」のどちらかを選択してください。

7.キーワード

データに関するキーワードが設定できます。ここで設定しておくと、当該キーワードの検索一覧で上位に表示されやすくなります。

8.データの配布方法

データのフォーマットを設定します。プルダウンメニューで「API」「ファイル」「APIおよびファイル」のいずれかを選択してください。

9.データの収集開始年

データの収集を開始した年を選択します。

10.データ構造レベル

データの構造化の度合いを設定します。「構造化されていません(構造化する手段がとられていません)」「構造化されていません(データの性質上)」「一部だけ構造化されています」「非常に構造化されています」「評価方法がわかりません」のいずれかを選択してください。

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