このページでは、データをAPI経由で出品する方法を解説します。
データファイルを出品する方法、データの紹介文である「データの要旨」を登録する方法については、下記ページを参照してください。
適切な出品方法がわからない場合は、下記ページを参照してください。
1. 出品を始める
- ヘッダーの[公開]をクリックします。
- 「Pull APIによる出品」欄の[作成する]をクリックします。
- 記載内容を確認し、「私は内容を読み、確認しました」にチェックを入れて、[出品をアップロード]をクリックします。
2. 出品データの紹介を記入する
「出品データの紹介」から、出品するデータの概要をフォームに記入しましょう。各項目の[?]アイコンにカーソルを合わせると、書き方のコツを見ることができます。
一般情報
出品データの名称(必須)
簡潔で、内容をイメージしやすいような名称を設定するのがおすすめです。
(例)「○○県△△市の不動産データ(2000〜2022年)」
説明
データの特徴を紹介しましょう。収集方法や分析方法、分類方法などを記入するとわかりやすいでしょう。
キーワード(必須)
データに関するキーワードが設定できます。ここで設定しておくと、当該キーワードの検索一覧で上位に表示されやすくなります。
出品の種類(必須)
データを出品する場合は「データの出品」の設定のままで問題ありません。もし、データ処理サービスを提供する場合は「処理サービス」に変更してください。
カバー画像
検索結果やデータの出品ページで表示されるカバー画像を設定して、データを視覚的に表現しましょう。[追加する]をクリックして、お持ちの画像を追加するか、ライブラリからお好みの画像を選択してください。
イラスト
動画1本を含む最大8個のメディアを追加できます。
- 動画:YouTubeのURLを登録できます。
- 画像:最大4MBの図や写真を登録できます。JPG、JPEG、PNG、GIF、PDF 形式に対応しています。
業種
出品データがカバーしている業種を登録しておくと、出品データが検索結果に表示されやすくなり、幅広い購買層にリーチできます。
使用ケース
出品するデータのユースケースを、画像や動画を交えて登録できます。複数登録できるので、想定される活用例を幅広く記載して、購入後のイメージを喚起するのがおすすめです。
- 動画:YouTubeのURLを登録できます。
- 画像:最大4MBの図や写真を登録できます。JPG、JPEG、PNG、GIF、PDF 形式に対応しています。
生成期間
出品データがカバーしている期間を登録します。データの取得開始日とデータの取得終了日をそれぞれ設定してください。
規制で定められた確認
出品データに匿名化された個人データが含まれるかどうかを選択します。(匿名化されていない個人データは、たとえ一部であってもJDEXに出品することはできません)
続いて、データの収集地域を入力します。地域名の一部を入力すると選択肢が表示されるので、適当なものを選択してください。ここで選択した収集地域に応じて、適用される法規制が判定されます。
総務省|平成29年版 情報通信白書|越境データに関する規制等の法制度の動向
必要事項を入力できたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
3. APIを登録する
続いて、出品データの登録をおこないます。
APIの技術要件を設定する
APIの登録方法には、OpenAPIでインポートする方法と手動で統合する方法があります。どちらかを選択してください。
- OpenAPIでインポートする方法
- OAS 3.0にしたがって作成したOpenAPIファイルをインポートします。
- デバイスからファイルをアップロードするか、URLからリモートファイルをインポートしてください。
- 各エンドポイントの[編集する]ボタンをクリックします。
- 「HTTP応答コード」「認証」「パラメータ」「コントロールAPI」の設定を確認します。
- 最後に「構成の検証」を開き、[確定してテストする]をクリックして検証を実施してください。
- 手動で統合する方法
- 最初に提供するAPIのURLと関連情報を記述します。名前、URL、HTTPリクエスト方法、応答形式、OperationIDを入力して[確認する]をクリックしましょう。
- 次に「HTTP応答コード」を設定します(少なくともサクセスコードは必須です)。加えて、任意で「認証」「パラメータ」「コントロールAPI」を設定します。
- 最後に「構成の検証」を開き、[設定を適用する]をクリックして検証を実施します。
技術関連の連絡先を設定する
APIの情報を入力できたら、問い合わせ窓口となる連絡先を設定しましょう。アクセスやデータの納品に関して問題が生じた場合に問い合わせを受け付ける方の氏名とメールアドレスを入力してください。
以上が登録できたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
4. メタデータを登録する
メタデータを任意で登録できます。メタデータは「データについてのデータ」で、データを探しやすくするために付けるタグのようなものです。
API出品の場合、以下のメタデータを登録できます。
- エンドポイントについての情報:それぞれのエンドポイントについて説明を記述できます。
- 文書:APIの仕様をまとめたドキュメントをデータ取得者向けに公開できます。
メタデータを登録できたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
5. 自動生成サンプルを確認する
JDEXの出品ページには、出品データから自動生成されたサンプルが掲載されます。サンプルを掲載することで、データの内容や特徴についてのより明確なイメージを提供できます。
この自動生成サンプルについては、下記の手順で公開したくない部分を隠すことも可能です。
- [サンプルを見る]をクリックすると、サンプルのプレビューが表示されます。
- [列を非表示にする]をクリックすると、サンプルとして公開したくないカラムを隠すことが可能です。隠したいカラムがある場合は、[非表示にする]にチェックを入れて[保存する]をクリックしてください。
サンプルについての設定が完了したら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
6. 配布条件(ライセンスや価格)を設定する
出品データをオープンデータとして配布する場合と、そうでないデータとして配布する場合で、ここからの操作が異なります。
オープンデータとして配布する場合
無料かつ承認なしで取得できるオープンデータとしてデータを公開し、自由な流通を促進します。
- [オープンデータの配布]をクリックします。
- オープンデータライセンスの種類を選びます。種類によってデータの使用条件が異なります。各項目をクリックすると、ライセンスの説明が表示されます。
JDEXで選択できるオープンデータライセンスは、以下のとおりです。
- クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-改変禁止 4.0
- クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0
- Odbl
- クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0
- オープンライセンス v2 (ETALAB)
- クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利 4.0
- クリエイティブ・コモンズ 表示-改変禁止 4.0
- クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-継承 4.0
オープンデータではないデータとして配布する場合
出品データをオープンデータとして公開しない場合は、以下の手順で出品を進めます。
ライセンス設定の準備
- [配布の所有者]をクリックします。
- 「組み合わせ名」欄には、ライセンスと価格の組み合わせを区別するための名称を入力します。ライセンスの対象者や条件がひと目でわかる名前がおすすめです。
- ライセンス名をデフォルトから変更した場合は[認証する]をクリックします。
ライセンスの内容を設定する
「使用ライセンス」欄で、ライセンスの内容を設定します。それぞれのライセンスの特徴は、以下のとおりです。
- 条件設定可能ライセンス
- 画面上でいくつかの項目を選択するだけで、お客様の現状とニーズに即した契約書を生成できます。
- 作成したライセンス書類は、PDF形式でダウンロード可能です。
- 既存ライセンス
- 既存のライセンス書類をアップロードして使用します。会社で独自に作成した契約書や、既存の取引で利用している契約書などを利用することで、JDEXでも契約条件を変えることなく取引できます。
- 注意:既存ライセンスを利用する場合は、出品情報の公開範囲を特定の人や組織に限定するのがおすすめです。公開範囲の設定方法は「3. 出品情報の公開範囲を確定する」をご覧ください。
- アップロードできるライセンス書類はPDFファイルのみです。
それぞれ、以下の手順でライセンスを設定してください。
- 「条件設定可能ライセンス」の場合、必要に応じて条件をアレンジした上で[認証する]をクリックします。
- 「既存ライセンス」の場合、契約書作成の枠組みを選択した上で、契約書をアップロードし、[認証する]をクリックします。
価格を設定する
- [有料]もしくは[無料]を選択します。
- (有料販売の場合)利用通貨をUSドルまたは円から選択します。
- (有料販売の場合)データの価格モードを選び、提供価格を税抜で入力します。
- 「その他の費用」では、オプションメニューを登録できます。例えば、データ取引後の活用コンサルティング費用の設定などに活用できます。
- [認証する]ボタンをクリックした後、[適用する]ボタンをクリックします。
支払い方法を選ぶ
データ代金と販売手数料の決済方法を選択します。
- 安全なオンライン決済
- オンライン決済サービス「Stripe」を利用した決済です。データ代金のやりとりや販売手数料の支払いがオンラインで完結します。
- 利用にはStripeアカウントの登録が必要です。アカウントをお持ちでない場合は、[Stripeアカウントを設定する]から登録してください。
- (参考)Stripe公式サイト
- 請求書による後払い
- 取引成立後、請求書のやりとりを介して決済をおこないます。
- データ代金の請求書は、JDEX内でデータ取得者に送付できます。
- 販売手数料の請求書は、運営チームよりメールでお送りします。
取得モードを選ぶ
出品したデータを取得者が取得するまでのプロセスを選択します。
- リクエストによる取得
- 出品ページでリクエストを受け付けた上で、承認した取得希望者のみにデータを販売します。
- 即時取得
- リクエストとその承認のプロセスなしに、取得希望者はいつでも自由にデータを取得できます。
必要に応じて画面右上の[データの出品のプレビュー]をクリックして出品ページのプレビューを表示し、内容に問題がないか確認しましょう。
7. 表示レベル(公開範囲)を設定する
組織内部のアクセス権限を設定する
「チームでの内部でのアクセス」欄の[アクセスを変更する]から、組織内部でのアクセス権限を変更できます。
JDEXプラットフォーム内での公開範囲を設定する
JDEX内での、出品情報の公開範囲を設定します。
- 「JDEXプラットフォームで登録されているデータの出品」を選択すると、JDEXにログインしているすべてのユーザーに出品情報が表示されます。
- 「データのプライベート出品」を選択すると、特定の組織やグループ、ユーザーに限定して出品情報を表示させることが可能です。組織・グループ・Eメール(ユーザー)欄のプラスアイコンから、出品情報を表示させたい相手を選択してください。
JDEXプラットフォーム外での公開範囲を設定する
- 「JDEXプラットフォーム外で表示されるようにする」を選択すると、JDEX非会員の方やログインしていない会員にもプレビュー形式で出品情報が表示されます。
- 「JDEXプラットフォーム外で非表示にする」を選択すると、JDEX非会員の方やJDEXにログインしていない会員には出品情報が表示されません。
8. 出品する
- 画面右上の[データの出品を公開する]をクリックします。
- [データの出品を公開する]ボタンがグレーアウトしてクリックできない場合は、画面右下の[残りのステップを終了する]をクリックして、必須項目をすべて入力してください。
- 注意書きと、利用条件およびプライバシーポリシーを確認してチェックボックスにチェックを入れ、[公開する]をクリックすると、データの出品が完了し、出品ページが公開されます。
8. 出品する
- 画面右上の[データの出品を公開する]をクリックします。
- [データの出品を公開する]ボタンがグレーアウトしてクリックできない場合は、画面右下の[残りのステップを終了する]をクリックして、必須項目をすべて入力してください。
- 注意書きと、利用条件およびプライバシーポリシーを確認してチェックボックスにチェックを入れ、[公開する]をクリックすると、データの出品が完了し、出品ページが公開されます。